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2007年11月

厚生労働省に申入れ

2007年11月30日(金)

厚労省に後期高齢者医療制度で申入れ。

Photo_4 11月30日(金)午前11時、今年の高齢者大会の特別決議の具体化をはかるため、実行委員会は厚労省に申入れを行ないました。後期高齢者医療制度については全国の高齢者を代表して、担当官と懇談を行い、制度の中止撤回を求めるとともに、制度の問題点を指摘し、高齢者が安心して医療・生活がおくれるようにしっかり申入れをしました。

 申入れには、中央実行委員会、神奈川県実行委員会、東京都実行委員会、茨城県実行委員会、全国老地連、年金者組合、建設交運一般労組、医療部会の代表15人が参加しました。

●高齢者大会での決議「だれもが安心して高齢期が迎えられるよう『最低保障年金制度』を実現しよう」「高齢者が生きがいを持って働ける権利を守ろう」の2つの決議は厚労省大臣官房総務課に申入れしました。

●「後期高齢者の医療を受ける権利を奪う『後期高齢者医療制度』の中止・撤回を求めます」の決議は厚労省保険局高齢者医療制度施行準備室・老人医療企画室の係長に申入れを行い、時間を取って懇談を行ないました。

後期高齢者医療制度の問題点と申入れ事項。懇談状況。 

Photo_5 ①保険料の問題。厚労省試算74000円に対し、各地の広域連合での試算が出されてきている平均は84000円で1万円ほど高くなっている。調整交付金の問題。75歳になると保険料が上がる問題。

 (厚労省)低所得者については、軽減措置(7割5割3割減免制度)で対応することになっていて、その措置をすれば今より保険料負担があがるということはないはずである。普通調整交付金と特別交付金とあり、調整している。

②保険料の天引きの問題。何故天引きするのか。天引きは許されない。

(厚労省)収納事務の合理化など。

③短期保険証・資格証明書の問題。国保など各地でバラバラ差がある。全体のバランスはどう考えているのか。原爆症、障害者、高齢者など、これまでは保険証の取り上げは行なわないことになっていたのに、何故後期高齢者はこのような扱いにするのか。

(厚労省)保険料納付が難しい方は、生活保護の受給対象となるのではないか。生活保護との調整をはかる。収めることができるのに収めない人など、一部の悪質をなくす。

④高齢者の声を反映する制度に

(厚労省)みなさんの意見は聞きます。

⑤診療報酬問題。(これは担当外であるが要望は伝える)

⑥今の準備状況で4月実施はできるのか。この制度について、国民(高齢者)はほとんどその準備状況が知らされていない。不安や不満が充満している中で、実施できるか。

(厚労省)2008年4月実施とされており、法律に従って実行する。そのための準備をしている。

懇談の最後に、今後も質問や資料等については回答していただくことを要請し、それはできると合意できた。みなさん、毎日の暮らしの実態、声を厚労省に伝えましょう。

日本高齢者運動連絡会 事務局長 山田栄作

 

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杉並高齢者集会

2007年11月29日(木)

第34回杉並高齢者集会(東京都)に参加しました

Photo_3 11月29日(木)午後1時30分から、杉並区阿佐ヶ谷地域区民センターを会場に、杉並高齢者集会が開催されました。第34回を迎える集会は、110人を超える方々が参加され楽しくパワー溢れる集会でした。

 鈴木代表幹事の開会あいさつの後、「核兵器のない平和な日本をつくるために」として、肥田舜太郎先生(90歳、日本原爆被害者団体協議会中央相談所長)の講演、続いて「後期高齢者医療制度にPhoto_2どう立ち向かうか」として、山田栄作(日本高齢者運動連絡会事務局長)の学習講演、続いて合唱(コーラスあやね、コーラス白い風)、人形劇団たんぽぽの「ぽっくり宗ぽっくり派保久利寺」、 フラダンスチーム「フラ・フイヨ ユミ」のフラダンス、そして最後に服部さんのアコーディオン伴奏にのせて参加者が全員で合唱。学びと楽しみととても素敵な元気集会でした。

 「核のない平和な日本を作るために」 

Photo・世界は今大変なときにある。地球温暖化と核を無くさなければ人類はもちろん地球の存在そのものがとても危ういところまできた。みんな人事のようにしているがしっかり考えて、行動しなければならない。

・今の核兵器はヒロシマやナガサキのときとはぜんぜん違う。建物などは壊れないが、人間(生物)を壊す。例えば日本人の乳がんは4.7倍になった。アメリカは2倍。原子力発電所の影響だ。アメリカは原発のゴミを使って劣化ウラン弾を世界に撒き散らしている。私は世界中に向かってこれを告発している。

・日本人と外国人とで決定的な違いがある。日本人は「人権」の意識がない。だから話を聞いたときなどはそうだとうなずくがそれで終わり。行動が起こらない。外国の人たちは「ではそのために自分たちは何をしなければならないか」と考えて、行動に移している。今日参加の皆さんはぜひ怒りをもって、行動してもらいたい。

肥田先生のお話を聞いて、山田は自らの姿勢を深く反省しました。核兵器を無くすことは、平和を作ること。人権を守ること。後期高齢者医療制度は本当に問題が多い制度です。高齢者の医療と人権を破壊する制度です。みなさん、今日の学びを契機に、もっと怒りをもって一緒に行動しませんか。

日本高齢者運動連絡会 事務局長  山田栄作

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2008年度の大会は新潟で

2007年11月26日(月)

2008年度の日本高齢者大会は新潟で!

(準備会議が全員一致で確認。お知らせします。)

 11月20日(火曜)午後、新潟医療生協会議室にて、2008年度第22回日本高齢者大会を新潟で開催するための準備会議が開かれました。この会議には、新潟医療生協、白根保健生協、新潟県労連、新潟県商連、新潟県平和と進歩の会(革新懇)、新潟県自治研、新潟民医連、ながおか医療生協の代表が参加されました。中央事務局からは上坪代表、山田事務局長、松岡企画委員長(年金者組合)、田中組織委員長(茨城)、石塚事務局員が参加しました。

(なお、この日会議等が重なり欠席された団体は、県社保協、新婦人県本部、県生活と健康守る会、年金者組合県本部、新潟勤医協です。事前の開催要請でお願いに伺い、文書でご案内しております。)

 会議では、現在の高齢者の置かれている厳しい社会状況や医療制度、介護、福祉制度などの問題や、中越大地震、中越沖地震などでの高齢者に被害が一番におよぶなどの問題がだされました。

 国連が「長寿は人類の最高の芸術」として、長寿を位置づけているのと違い、日本政府は高齢者を攻撃の的にして、医療・介護・年金・税金等で攻撃し、生きることが悪であるかのように攻撃しています。これらを正面からみすえ、高齢者が安心して暮らしていく、医療や介護や社会福祉など、まちづくりをすすめていく。新潟で初めて開く高齢者大会で、新潟のよさ、自然ともふれあい、新潟ならではの新しい息吹を全国に発信していこうと意見がまとまりました。様々な意見を出し合い、一つ一つの意見を大事にしながら、来年は新潟で開催しようということが参加者の合意として意思統一されました。

 今後、新潟県実行委員会の結成へ

 今後、県実行委員会の正式な結成をめざして準備が進むことになります。事務局体制の整備、企画立案等、新潟から元気を発信する事となります。なお、開催日程会場は下記のとおりです。

 全国の皆さん 来年は新潟でお会いしましょう。

 第22回日本高齢者大会in新潟 

 日程:2008年9月8日(月)9日(火)

 会場:朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)
 〒950-0078 新潟市中央区万代島6番1号

 今後、実行委員会の準備状況等を順じお知らせしてまいります。乞うご期待!全国の皆様からも、温かい応援のエールをお願いします。

日本高齢者運動連絡会 事務局長  山田栄作 

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長岡社会保障推進協議会の総会

2007年11月19日(月)

長岡社会保障推進協議会(新潟県長岡市)の総会に参加しました。

Photo_2  11月17日(土)午後1時30分、新潟県長岡市の四郎丸公民館で開催された、長岡市社会保障推進協議会(長岡社保協)の第11回定期総会に参加しました。ここ長岡は山田の出身地です。社保協創立のときから事務局として関わってきましたが、今年5月に東京の日本生協連医療部会に出向することとなり、今回事務局の任を解いていただきました。

 石黒会長の開会あいさつ、新潟県社保協酢山事務局長の来賓あいさつの後、星野事務局長から一年間の活動のまとめと今後一年間の方針提起が行なわれました。その後、参加者から意見交換がされました。

●長岡市への予算要求を定例のこととして毎年取り組むことが大事だ。

●4つの署名を持って地域をくまなく回っている。(①後期高齢者医療制度の中止撤回の要求署名,②消費税増税反対署名,③憲法の改悪に反対する署名,④治安維持法犠牲者賠償要求署名)。このように地域で草の根で活動をしている。地域周りをしている中で、車椅子などでの障害者をみかけるが、この方たちの要求は行政などにちゃんと届いているのだろうか。障害者の気持ちや要求のまとめ、集約はされているのか。

●いろんな団体、労組も民主団体も幅広く学習交流を進める。みんなで協力共同して運動を行なうことが大切。JRを定年退職となったがまだ年金がでないので、JRの清掃会社にいっている。ここには年収200万円以下の労働者が増えている。賃金も時給700円で一日働いて5,600円、一ヶ月で12万円というひとが大勢だ。これでは結婚して家庭を持ってということにはならない。最低賃金を引き上げる、改善しない限りは生活向上はできない。

●80歳の独居女性は生活不安が強い。貯金がなくなってくることが怖くて夜も眠れない。生活相談に乗ったら、私の名刺をもらって安心して眠れるようになったといっている。困った人が気軽に相談できる市会議員としてこれからも頑張っていきたい。

●社保協があるからいろんなことが長岡市へも要求できた。市民の願いを届けることで、改悪を少しでもくいとめることができてきた。社保協11年間のあゆみをしっかりと確認することが大事。

●地域で社会福祉協議会の一人として高齢者の見守り活動をしている。皆さんの発言を聞いていて、町内の高齢者のくらしの実態などよくわかっていないんだと反省した。町内の集まりに参加してくる人はいいけれども、これない人もいる。その方たちのことをしっかり把握して、行政に反映させることが必要なんですね。

●運動をより確かなものとしてしていくために、社保協に参加している各団体からの役員を充実することが大事。

●県会議員になって環境・医療・福祉の委員会に参加している。長岡市で始まった介護保険の障害者控除のお知らせを県としてもしっかりしてほしいと要求した。この中で、お知らせする自治体が増えている。妊婦健診も充実(健診回数をふやす)するよう、糸魚川の15回を目標に要求している。医師数は全国38番目、医師の増員、体制充実をなんとしても力を入れていきたい。市でも県でも、地域の皆さんの運動が県政を動かす大事な役割。引き続き社保協の活動を頑張ってほしい。

など、たくさんの意見が出されました。総会は、活動報告・活動方針、及び会計報告・予算も承認され、最後に役員改選も承認されました。山田は、事務局退任の挨拶をさせてもらい、この中で2008年の日本高齢者大会をぜひ新潟で開催し、みなさん地元の協力をお願いしますと訴えました。

 「暮らしを守る。健康をまもる。」、こういった地道な活動が本当に大事なんだと改めて確認した充実した総会でした。長岡のみなさん、本当にお世話になりました。これからも力を合わせて頑張っていきましょう。

日本高齢者運動連絡会 事務局長 山田栄作  

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生存権裁判学習交流集会

2007年11月15日(木)

11・14生存権裁判、学習交流集会が開かれました。

厚生労働省前で宣伝行動(14日午前)

Photo11月14日(水)午前11時から厚生労働省で、生存権裁判をたたかう全国の原告代表が、「老齢加算・母子加算を元に戻すことを求める要請書」を桝添要一厚生労働大臣あてにおこないました。この申し入れ行動を励ますために、厚生労働省前には約100人の原告、全国からの支援する会のメンバー、また一般の市民が参加して街頭宣伝行動がおこなわれました。これには数社のマスコミがテレビカメラを据えて取材しました。

 各地から参加した代表は宣伝カーにのぼり、生活保護の老齢加算廃止・母子加算廃止で生活がきつくなったこと。特に、食事をさらに切りつめて生活していることやお風呂の入浴回数を週1回にまで減らして生活していること、着替えや洋服など、とても切りつめた生活になったこと、親戚や知人の葬儀など冠婚葬祭へも出席できなくなってしまった実例など、各地での厳しい生活実態になったことなど、それぞれ報告がされました。

生存権裁判・学習交流集会(14日午後・参議院議員会館第1会議室)

 午後からは、参議院議員会館第1会議室におよそ200人が参加して、生存権裁判・学習交流集会が開かれました。生存権裁判を支援する全国連絡会の小川政亮会長が開会あいさつ。これには社民党福島みずほ党首、民主党筒井信隆議員、日本共産党小池晃議員が駆けつけ、それぞれ激励のあいさつをされました。また、自民党森まさこ議員もかけつけ、激励されました。

 新井章弁護士が全国の生存権裁判提訴の状況と東京裁判の進行状況、これへの取り組み等について詳しく報告され、参加者はしっかりとこの裁判闘争の意義について深く学びました。

Photo_2集会では各地の裁判支援の取り組みや活動状況が報告され交流 を深めました。また、参加された原告全員が一人一人決意を述べられました。京都で一番始めに裁判提訴に踏み切った松島さんは「はたして自分の訴えは人に理解されるのだろうか」と大変不安であったが、2年経過した現在は全国で原告が120人にも増えて、心強くしっかりと闘いたいと発言されました。母子加算廃止に対して北海道で裁判を決意された女性は「普通の生活、親として当たり前に子どもを教育したいだけです」と涙ながらに訴えられました。

 何らかの事情で生活が困窮したとき、最後のギリギリのところでいのちを守ってくれるのが生活保護です。ところが最近はこの生活保護が拒否されたり、打ち切られたりして、餓死したり無理心中に追い込まれる悲劇が各地でおこっています。「最後のセーフティーネット」が機能しない状況が起こっています。

 今、国は生活保護基準よりも低い生活をしている人々が存在するから、生活保護基準を下げようとしています。憲法25条が明確に示している「健康で文化的な最低限度の生活を営む」ために、保護基準以下の人々の生活水準を引き上げるのが国の本来の役割ではないでしょうか。これを逆にして保護基準を切り下げることは、「最低限度の生活」の水準をさらに低くするということです。これを許しておいたら、年金や最低賃金の水準も引き下げていい、ワーキング・プアなども問題でない、貧困と格差の拡大も問題ではないということになってしまいます。生活保護を受けている方だけの問題ではなく、すべての国民生活にかかわる問題といわなければなりません。
 生活保護を受ける世帯は統計では100万を越えました。実際には、これを何倍も上回る世帯が、生活保護水準以下の生活を強いられていると考えられます。弱者切り捨てを止めさせて、憲法25条を本当に活かした政治が求められます。

 原告の皆さん、支援する全国のみなさん、冬です。寒くなります。風邪など引かないように、健康に注意しながら、頑張りましょう。

 50年前、「人間裁判」といわれた朝日訴訟がありました。今また時をこえて、このような裁判が闘われることになりました。日本社会の「政治の貧しさ」を実感します。9月18日の横浜で、「後期高齢者医療制度の中止撤回をもとめて大運動をしよう。」と誓い合った日本高齢者大会でしたが、今高齢者医療制度の問題だけでなく、人間一人一人を大事にする政治をもとめて、私たち一人一人が考え、学び、手を携えて国民的な大運動を巻き起こしていく時だと一層強く感じた一日でした。

日本高齢者運動連絡会 事務局長  山田栄作

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各県高齢者運動連絡会の活動交流

2007年11月12日(月)

各県の高齢者運動連絡会の活動状況をご紹介します。

 各県の高齢者運動連絡会から、今年の活動状況が寄せられています。連絡会ニュースでもお知らせしておりますが、ここでも順次ご紹介していきたいと思います。(なお、掲載順不同)

群馬県高齢者運動連絡会

 2007年2月19日に第4回群馬県高齢者集会を開催。参加者150人。記念講演は唐鎌直義氏(専修大学教授)による「高齢者の社会保障のたたかい」。第1分科会「高齢者医療制度について」、第2分科会「介護保険実施5年目の状況」、第3分科会「だれでも安心して暮らせるまちづくり」で、交流を深めました。

熊本県高齢者大会実行委員会

 2007年11月28日(水)午前10時から熊本市民会館において、第19回熊本県高齢者大会が開催されます。

 記念講演は原和人先生(全日本民医連副会長・石川勤労者医療協会城北病院医師)で、「後期高齢者医療制度の中止・撤回をもとめて」。

 分科会は①「健康体操・うたごえ」、②「絵手紙教室」、③「俳句教室」、④「知って得する医療相談」、⑤「葬送を考えるー自分の人生を全うするためにー」と、5分科会が予定されています。 熊本県のみなさん、ぜひご参加ください。 また、大会の模様をお知らせください。写真も紹介することができます。よろしくお願いします。

高齢者運動愛媛県連絡会

 2007年11月11日(日)に第16回愛媛県高齢者大会を開催。地域では10月7日に第21回新居浜高齢者大会が開かれています。県連絡会として愛媛県後期高齢者医療広域連合に要請書を提出し、2回懇談会を持っています。10月には県社保協とともに自治体キャラバンにも参加。地域高運連として、対応する3自治体に3組織が要求交渉をしています。 

 日高連への要望として「日本高齢者大会への参加は県高運連として最大の課題となっています。中央実行委員会の要請には最大限応える努力をしてきました。その努力は高齢者大会の意義の強調だけでは参加者が限られる問題があり、参加者要求としての『観光も兼ねた参加』を考慮しながら取り組んできました。九州でどうして開かないのか等の声もありますが、地方の声を大事にして、早く来年の大会開催地を知らせてください。大会で次期大会の開催地が発表できない状況が長く続いていますが、大会を成功裏に締めくくる上で、是非来年は解決していただきたい。」

 ●大変率直なご意見であり、中央事務局として最大限の努力で対応したいと考えております。11月中には全国の皆さまに正式発表できると思います。もう少しお待ち願いたいと思います。また、11日の大会の模様をぜひ教えてください。ここに掲載したいと思います。写真もお願いします。

第21回日本高齢者大会in横浜の参加者の感想(その1)少しずつ紹介します。

Dscf8232 初めてこの大会に参加し、今まで他人事のように通り過ぎていましたが、主人の母も今年79才。まだまだ元気ではありますが、いつ病気になってもおかしくない年齢で、一度どんな大会なのかと参加しましたが、皆さんの前向きな運動に、そうなんだ、こうやって年寄りでも自分たちで何とかしようと活動することこそ元気でいられるんだなあとあらためて、帰って自分の生活の中にも母に何か頼ってみようと感じた日でした。もちろん、政治的なこともありますが、お年寄り自身の活性に役立つ大会だと思いました。次の大会にはぜひ主人の母と来ます!!(神奈川県51才)

 ●初めての参加のために、大変緊張して分科会に臨みました。助言者の方も大変よくまとめられた問題提案が出されておりました。貧困のサイクルを断ち切るために、全国の仲間が日々奮闘されておられる様子が手に取るように私の心の中に入ってきました。全国の現状が分かったとき、私も手探りながら腰を上げて活動していく勇気が湧いてきました。ありがとうございました。二日目が楽しみの第一日目でした。第2日目、大会実行委員長の心に染み込む勇気の湧くあいさつに、心の目が開かれた。ついで、現地の実行委員長は現地のおかれている実情を分かりやすく述べてくれた。来賓の小池議員もユーモアたっぷり含んであいさつされた。また、心朗らかななだいなださんの話は今回参加した私の心を一段ともりあげてくれたよ。ありがとう。(京都府65才)

 ●なんで連休の一番混むときに大会開くんじゃ。我々は前日から出て来るんじゃ。すごい渋滞に巻き込まれ、年寄りはトイレにもいけず、死ぬ思いでやっと前泊の宿についた。来年からは最も閑な時期の月火に開催してください。なお、必ず毎年開いてください。これが楽しみで組合に入ったのだから、毎年一回全国から年寄りが集まってそのパワーをぜひ世間に見せつけてやる機会を作ってください。何のためのカンパなのかわからない。何に使うのかもわからない。そんな一時的なカンパには協力できない。参加費をとっているのに、さらに何故カンパなのだ!!(徳島県65才)

 ●地球温暖化についての学習は大変役立ちました。儲け本意の経済活動をこのまま続ければ地球が生物の生存を脅かすことになる。46億年かかってできた地球がわずか100年でおかしくなる。これから産まれてくる子供たちに大変な罪を作ると感じました。食糧問題、エネルギー問題も深刻だと思いました。二日目のなだいなださんの講演は非常に新鮮で、これからの21世紀、老人の果たす役割をあらためて考えさせられました。来年も又参加したいと思いました。大きな元気をもらって帰れるのが幸せです。「誇りを持って生きよ」と励ましてくれる素晴らしい大会でした。連帯感を実感しました。(大分県83才)

日本高齢者運動連絡会 事務局長  山田栄作

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山口県高齢者大会に参加して

2007年11月10日(土)

山口県高齢者大会(10月21日)に参加しました

         Photo10月21日(日)10時から、下関市菊川ふれあい会館において、第18回山口県高齢者大会が開催されました。参加者は全県から200人、皆さん大変お元気で、パワーあふれる高齢者大会でした。

午前中は「郷土のうたごえ」の文化講演でした。

  下関市蓄音機倶楽部を主宰され、地域文化を研究されている石川秀(ひいず)さんの下関出身の著名な歌手、二村定一をはじめ懐かしいうたごえが蓄音機のレコードから流れます。懐かしい歌声が流れると会場はうっとりとした気分に。歌手の生い立ちや生き方にふれながらのお話は郷土を愛するとても素敵なお話でした。(石川さんは今年10月、山口県文化功労賞を受賞されました)。

  ●参加者感想文から「歴史に残る郷土のうたごえで、珍品のレコードを拝聴させて頂き本当にありがとうございました。永らく生きていますが、このようにすばらしいレコードを耳にしたのは初めてのことです。話し方も楽しく、とても良い企画でした。」「石川秀さんのお話にしばしよき時代を偲ぶ時間が持てたことが大変うれしく、家路まで余韻を持ち帰るほどのことでした」「とても懐かしく、一緒に口ずさみました。」「私の父母は歌が大好きでした。昭和21年3月、北朝鮮から裸で引き上げて帰ってから、まだラジオのない夜はいつも歌の合唱をしていました。「君恋し」など良く歌いました。今日はとっくに亡くなった父母を想い出して、涙があふれてたまりませんでした。」                                           

午後は「後期高齢者医療制度について」の学習会が開かれました。

  高齢者運動連絡会事務局長として、山田が始めて講師を務めました。制度の概要、医療費適正化計画、特定健診・特定保健指導(メタボリック対策)、国保問題、生活保護、介護保険などちょっと盛りだくさんの資料をスライドを使いながらお話させていただきました。山口県後期高齢者医療制度広域連合のホームページの資料も使いました。

  ●参加者感想文「問題点をズバリ指摘してもらい、今後の運動をすすめるために参考になった。」「資料に基づいての説明で、解りやすかった。さらに学習し運動しなければ。」「最後の生命線の医療まで格差拡大をする差別医療に怒り心頭です。お金は取る、利用枠は縮小する、サービス低下でないか。在宅死を2割から4割へ、療養病床を県で700床も減らして家で死ねとは何ごとか。サービスもしないのに年寄りから金を取るな!」「聞けば聞くほど私たちの生活が厳しくなることばかりです。制度を知らない人が多いです。生協運動を広げ、地域での説明会を開いて広く早く知らせていく必要がある。署名をもって知らせよう。市交渉も必要だ。」「たくさんの資料で驚きました。とても詳しく勉強できました。もっと身近な人たちが集まって意見を出し合い深めたい。そして、声を出していかなければますます窮地に追い込まれます。急ぎましょう。」「後期高齢者医療といっているが、一番弱い人から痛めはじめ、熟年期青年、幼年と次々と全国民に関わっていくので、市民全体の問題としていかなければ。老人だけの問題でないことを知らせる必要がある」「専門用語が多くてよくわからなかった。歳をとった人にコンピュータで調べろというのは高齢者の実態がよくわかっていない。それ以外の話は良かった。」等々。たくさんの感想もありがとうございました。                                    

山口県高齢者大会の皆様、大変お世話になりました。高齢者が本当に安心して、医療も介護も受けることができ、いきいきと生活できるために一緒に頑張りましょう。

日本高齢者運動連絡会 事務局長  山田栄作

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11.8年金者一揆2007開催

2007年11月9日(金)

「11.8年金者一揆2007」開催される

Photo11月8日(木)、すばらしい秋晴れの日となった午後1時、日比谷野外音楽堂に首都圏の年金者組合の皆さま3000人が集結し、「11.8年金者一揆2007」が開催されました。「消えた年金解決せよ」「後期高齢者医療制度の中止・撤回」「消費税増税反対!庶民増税に反対!」「憲法守れ。新テロ特措法阻止」のスローガンをかかげ、各地の取り組みの報告や決意が表明されました。

貧困克服ネット「もやい」の代表は「厚生労働省は毎年2000億円の社会保障費の削減を決めて、生活保護の削減を進めている。生活保護費が削られることは、国民の生活が一層貧困におとしめられることだ。」。首都圏青年ユニオンの代表は「青年は働いても働いてもまともな生活ができない賃金や労働条件に苦しめられている。青年とみんなと力を合わせてこれを打破していきたい」。生活と健康を守る会連合会の代表は「生活保護の削減に反対し、人間らしい普通の生活を求めて、各地で生存権裁判に立ち上がっている。ともに力を合わせよう」など、訴えがありました。

また、社保協の代表は「政府は『若者に希望を、お年寄りに安心を』などといっているが、これを切り崩してきたのは政府厚生労働省がすすめた構造改革でないか。庶民増税でなく、取り足りないのは法人税でないか。応分の負担を求めよう」と話されました。

集会では、最低保障年金を確立しよう。後期高齢者医療制度の中止撤回を求めて、全国で運動を広げよう等が確認され、集会後に銀座にむけてデモ行進しました。大変勇気づけられる集会でした。

私たちも、生活実態をしっかりみつめて、後期高齢者医療制度の中止撤回の運動を寄り一層広げていきましょう。

日本高齢者運動連絡会 事務局長  山田栄作

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厚生労働省へ要請行動(お知らせ

2007年11月6日(火)

厚生労働省への申入れについて(ご案内)

全国の皆さん お元気ですか。

秋も深まり、寒さが一層厳しくなってきているこの頃です。どうか風邪など引かないように、健康には十分ご注意ください。

 さて、本日は第21回日本高齢者大会で採択された特別決議を、厚生労働省に申し入れすることとなりましたので、皆様にご案内いたします。918日の全体会では3本の特別決議が採択されました。特に後期高齢者医療制度については「中止・撤回」を求めることに修正され、大会参加者全員の強い気持ちで決議されました。

 今般、中央実行委員会事務局団体会議で厚生労働省担当課と打合わせを行なった結果、下記のように申入れ交渉日が確定しました。人数制限はありますが、全国の「老人パワー」で、後期高齢者医療制度の中止・撤回を求めて申入れ行動を行ないます。ご都合のつく方にはぜひご参加いただきたく、ご案内申し上げます。

1.    日時・集合場所:20071130日(金) 10時45分に厚生労働省の入口ロビーに集合してください。11時から、担当課に申し入れを行います。

2.    厚労省担当課:厚生労働省保険局総務課老人医療企画室です。

3. 人数は:15人程度です。

4.      内容:「後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める」申入れを行います

    各地の高齢者の生活状況を持ちより、高齢者の生の声をしっかり伝えましょう。

    後期高齢者(75歳以上の人全員)が被保険者となり、死ぬまで保険料を払い続けることになります。今まで、サラリーマンの息子などの「扶養家族」として保険料を納める必要の無かった人も、新制度では負担することとなります。

    年金額が月1万5千円以上の人は、年金から保険料が天引きされます。もちろん、介護保険料も併せて天引きされます。

    これまで75歳以上の人に対しては、保険証を取り上げて「短期保険証」や「資格証明書」を発行することは禁止されていました。しかし、これからは75歳以上でも保険料を滞納した場合には保険証は取り上げられ、「資格証明書」が発行されます。この場合は、医療機関にかかるときは医療費の10割を窓口でいったん負担しなければなりません。これでは病気になったときに、安心して医療機関にかかれないおそれがあります。

    「長寿を喜ぶ」社会をめざして、みんなで考え、みんなで話し合い、みんなで行動しましょう。

5.一緒に参加できる方は、高齢者運動連絡会にご一報下さい。

電話&FAX先:03-3384-6654 です。

日本高齢者運動連絡会 事務局長 山田栄作

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日本高齢者大会です

2007年11月1日(木)

 「町から村からの連帯でひとりぼっちの高齢者をなくそう!」の合い言葉で1985年9月1日に京都で第1回の高齢者大会を開きました。

 それから20年、毎年各地で高齢者大会を開催して来ました。今年は、9月17日18日にパシフィコ横浜を会場に全国から5000人の仲間が集まり、第21回日本高齢者大会を開催しました。

Dscf82762 当面は、後期高齢者医療制度の中止撤回を求めて活動しています。この後期高齢者医療制度は安心して医療が受けられなくなります。 全ての高齢者から保険料を死ぬまで徴収する、保険料が滞ると保険証が取り上げられ、医者にかかるには全額負担しなければならない。このような高齢者を差別する後期高齢者医療制度を止めさせるために、全国各地で高齢者の声を集めて運動を広めましょう。

 今後このページを活用して全国の運動を交流したいと思います。

                      日本高齢者運動連絡会 事務局長 山田 栄作

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