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2013年9月

第27回日本高齢者大会アピール

大会アピール

わたしたちは高齢者です。

戦前の息苦しい時代を経験してきました。

戦争中の辛くて悲しい日々を体験しました。

だからこそ戦後一貫して日本国憲法をひろめ

平和と愛と幸せをねがって働いてきました。

しかし、そのわたしたちに慰労や感謝もなく

高齢者いじめの風潮がひろがっています。

わたしたちはこの国の主権者です。

主権者あっての政治・経済・文化なのです。

 年金・医療・介護など社会保障改悪反対!

 生活保護・生存権への侵害をやめろ!

 農林漁業などの伝統を守り活性化をはかれ!

 TPP交渉からは直ちに撤退しろ!

 消費税増税はやめろ!

 原発はなくせ!

 大震災からの復興と生活保障を急げ!

 国連では高齢者権利条約づくりが進んでいる!

 核兵器をなくせ!

 戦争をなくせ!

 日米安保条約を廃棄して真の独立を!

全国の高齢者と家族のみなさん

今こそ日本国憲法を暮らしにいかし

だれもが安心できるまちづくり国づくりを!

 2013年9月13

        第27回日本高齢者大会

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第27回日本高齢者大会 特別決議

特別決議

先の参議院選挙で、政権与党が参議院議員の過半数を超える議席を得たことにより、安倍内閣の 独走・暴走 の体制がつくられました。

 早速、参議院選挙後の8月には、安倍内閣の社会保障制度改革国民会議が「報告書」を出しました。この中身はとんでもないものです。私たち日本高齢者大会が、再三にわたって要望してきた「後期高齢者医療制度の廃止」「最低保障年金制度の創設」は、踏みにじられ、切り捨てられています。逆に、「70~74歳の窓口負担を2割に倍増するなどの医療改悪」「要支援を保険の範囲からはずすなどの介護改悪」「年金支給額の削減や支給年齢の先延ばしなどの年金改悪」と、高齢者には耐え難いものばかりです。

 その上さらに、社会保障の財源は、保険料の値上げと消費税の大増税としています。これでは、もう高齢者は生きていけません。

 安倍内閣は、この秋から、この「報告書」にもとづき、立法化も含めて強行しようとしています。私たち日本高齢者大会は、「報告書」にもとづくそれぞれの具体化の中止を迫るとともに、大本にある社会保障制度改革推進法の廃止を求めます。日本国憲法25条が定めているように、国家が国民の生存権を保障し、社会保障・社会福祉の「向上及び増進に努める」ことを、強く要求します。

 安倍内閣の 独走・暴走 は、第2次世界大戦の歴史の教訓から生まれた、反戦・平和の日本国憲法の改悪に踏みこんで来ました。手始めに日本国憲法改定のハードルを下げるための96条の改悪、そして「国防軍」創設へ9条の改悪、さらに自民党の憲法草案にもとづき、自由と民主主義を抑圧し基本的人権を奪い、天皇を元首化して「軍国日本」へと、歴史の反動化を企てています。戦前の暗黒時代の大日本帝国憲法を想起させるものです。

 戦前・戦後を歴史の証人として生き抜いてきた高齢者は、日本国民が歴史の教訓に学び、日本国憲法のいかなる改悪の企ても許さないよう訴えます。

 私たち日本高齢者大会は、アジアに、世界に、反戦平和を約束した日本国憲法の旗を、高く掲げ続けることを、安倍内閣に厳しく求めます。

 以上決議します。

 2013年9月13日

   第27回日本高齢者大会

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第27回日本高齢者大会 全体会⑤

第27回日本高齢者大会も大盛会のうちに閉会しようとしています。

最後に、大会決議とアピールが採択されました。
さらに今大会の参加者は、5,300名を超えたことが報告されました。

そして、第28回大会を準備している富山県高齢者運動連絡会に大会旗が引き継がれ、同会会長である富山医療生活協同組合の大野理事長が決意表明を行いました。
来年は、富山で会いましょう!

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第27回日本高齢者大会 全体会④

第27回高齢者大会もいよいよクライマックス!

文化行事は、地元三重県津市を中心に活動する女性だけのよさこいサークル「極津(ごっつ)」の踊り!

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第27回日本高齢者大会 全体会③

全体会は、各地からの報告に移っています。

最初は、東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の被害の中で高齢者のいのちを守る活動にとりくむ、福島県高齢者運動連絡会事務局長の伊藤洋さん。
続いて、米軍基地撤去やオスプレイ配備反対にとりくむ沖縄医療生活協同組合理事の平良宗潤さん。
最後に、3世代同居が一番多い山形県で、介護を巡って家族が様々な問題を抱えていることを告発し、高齢者福祉のあり方を問う山形県高齢者大会実行委員会事務局長の松浦猛将さん
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第27回日本高齢者大会 全体会②

記念講演が始まりました。

講師は、NHKチーフ・プロデューサー 板垣淑子さん。
テーマは、「老人漂流社会・・このまちでくらしたい」です。
板垣さんは、大きな反響を呼んだNHKスペシャル「老人漂流社会」の取材を通じて感じたことを中心に、現代の老人の実態や問題意識、解決の方法についての考えを話されました。
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第27回日本高齢者大会 全体会①

第27回に本高齢者大会2日目の全体会では、

三重県津市 健康福祉部長 石川博之氏
全国労働組合総連合 愛知県労働組合総連合議長 榑松佐一氏
中央社会保障推進協議会 事務局長 山口一秀氏
日本共産党衆議院議員 佐々木憲昭氏
が来賓挨拶を行いました。
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第27回日本高齢者大会 第2日目開始!

日本高齢者大会は、2日目の全体会が開会しました。

現地三重県実行委員会の三輪憲司実行委員長の挨拶では、高齢者の力で国民のくらしを守る情勢を切り開こうと呼びかけました。
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第27回日本高齢者大会 夜の企画

第27回日本高齢者大会 夜の講座にも多くの参加者がありました。

①高齢者のくらし、社会保障を巡る情勢と高齢期の課題を学ぶ基礎講座
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②三重学を学ぶ3つの講座
③三重の利き酒
④歌声広場
などで交流を行いました。

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第27回日本高齢者大会in三重 第4講座報告「庶民増税に頼らない国の財政と社会保障確立への道」

 144人定員の会場に150を超える参加者。

 目先の景気を良く見せる「アベノミクス」の嘘とまやかしの政策をきちんと見抜こう。
 来春の消費増税は、貧富の格差を広げ、中小企業の経営を圧迫するなど問題点ばかり。
 財源不足を消費税だけに頼るのは誤り。滞納も多い、あってはならない税だ。
 「高齢社会の到来で担い手の負担が重くなり、社会保障制度は維持できなくなる」という大ウソは、高齢者にとってとても辛いウソ。

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第27回日本高齢者大会in三重 第1分科会報告「今風 井戸端会議」

高齢者大会の「しゃべり場」・・・・

私も私もと、黙っていられない人達で超満員ヽ(´▽`)/
リピーターが多く、いま高齢者が元気という証の分科会でもあります。
「選挙で投票にいかない人は、政治への不満を言う資格がない」などの発言も。
腹立たしいこと、持って行き場のない怒り、そして楽しいこと満面の仲間達が語り合いました。

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第27回日本高齢者大会in三重 シンポジウム報告⑥「ひとりぼっちをなくす地域のとりくみ」

シンポジウム報告の最後は、高知医療生活協同組合の池上さん。テーマは、「ひとりぼっちをなくす地域のとりくみ」で、昨年の報告以降の活動を紹介しました。

 高知医療生協は、54,000人の組合員がおり、2011年に高知県などと地域見守り協定を結んだ。現在、農協やヤクルト、県警など8団体が見守り協定に入っている。
 この間次のようなとりくみが広がっている。
①朝倉みなみ・きた支部で「高齢者ささえあいマップ」を作っている。50世帯ごとに一人暮らしの高齢者がわかるようにしている。そして月1回その人達を対象とし昼食会を開いている。
②さんばし支部では、地域の民生委員に医療福祉生協の様々な企画を紹介してきた。民生委員委員が中心となって進めている「100歳体操」の中で健診を訴えることが出来るようになった。
③診療所を閉鎖した城北診療所をたまり場として活用。解説10ヶ月で2,000人が利用した。ここに来て人と話をすることが楽しみになり、高齢者が頼れる場になっている。
 
 今後は、「くらしといのちを守る何でも相談会」を地域の人達と一緒に開催したいと思っている。
 法律家や相談員と協力して昨年は、17カ所74人の相談者があった。
 地域包括ケアなどの施策が進む中、医療福祉生協らしい地域づくりをすすめたい。
 

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第27回日本高齢者大会in三重 シンポジウム報告⑤ 「本当の強さは、一人じゃない」って言えること

 シンポジウム報告の4人目は、新潟医療生活協同組合の鈴木克夫さん。テーマは、「『本当の強さは、一人じゃない』って言えること」。

 新潟医療生協では、2009年の別府での高齢者大会で約束した通り、高齢者をはじめとして誰もが安心して暮らせる地域づくりのセンターとして、312床の新病院の建設を達成した。
 病院の新築移転にともなって、旧病院を「なじょも」という施設にして今年4月に開所した。
 「なじょも」は、新潟弁で自由に、好きなようにという意味。
 「なじょも」には、大きなお風呂もあり、フィットネス、常設の農産物の直売広場もある。お風呂には、小学生も入りにくる。地域の団らんの場となっている。人とひとが繋がる場を提供している。
 新潟医療生協は、住民幸福度日本一のまちづくりをめざしているが、本当の幸せは、「1人ではない」と言えることだと考えている。
 ただひとりぼっちをなくすだけでなく、社会を前進させる立場で、ひとりぼっちをなくすことが大事。社会を変え、憲法を守りながらひとりぼっちをなくす運動を一緒に進めたい。

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第27回日本高齢者大会in三重 シンポジウム報告④ 80歳以上の高齢者会員の訪問活動にとりくんで

 シンポジウム報告の3人目は、東京・三多摩健康友の会の小嶋満彦さん。

 テーマは、「80歳以上の高齢者会員の訪問活動にとりくんで」
 民医連の友の会として、立川市を中心とした高齢者訪問にとりくんだ。こ5,666名のうち、2,051人の訪問を行った。対象者の36%を訪問したことになる。
とりくみから学んだことは、
①高齢者が訪問を待っていることがわかった。
②ネットワークづくりが必要だ。
③立川市から地域見守りネットワーク事業への参加を要請された。
④全高齢者を訪問するためには工夫が必要
 ◯ひとりぼっちの高齢者をなくそうという運動の位置づけを高める必要がある。
 ◯訪問に参加する人をふやす必要がある。
今年もこのとりくみをさらに広げる決意だ。

 

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第27回日本高齢者大会in三重 シンポジウム報告③ひとりぼっちをなくすため「福祉のまちづくり」を東京全体に広げたい!

 シンポジウム報告2人目は、東京都生活協同組合連合会の吉岡尚志さん。

 テーマは。「ひとりぼっちをなくすため『福祉のまちづくり』を東京全体に広げたい!」でした。
 東京都生協連では、2008年から、杉並区、北区、練馬区をモデル地域に設定して「福祉のまちづくり」を進めてきた。
 内容は、健康づくりのための体操,見守り活動、たまり場づくりなどだ。
200万人を超える購買生協の組合員や20万人の医療福祉生協の組合員にこのとりくみを広げたいと考えている。
 孤立や孤立死に歯止めをかけるためにどうすればいいか?
①認知症や転倒に夜寝たきりを減らし、健康寿命を延ばすことが大事だ。
②男性高齢者の孤立が深刻。高齢者のきずなづくりが大事だ。
 防火林づくりと会わせて、木を植える運動を始めたいと思っている。
③たまり場づくりが大事だ。「たまり場づくりの始め方」学習交流会を実施した。空き家の提供を生協の組合員に呼びかけ、提供を受けるようにしている。
 

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第27回日本高齢者大会in三重 シンポジウム報告②「救急情報入れ普及のとりくみ」

 最初のシンポジストは、愛知県名古屋市のみなと医療生活協同組合理事の水野幸子さん。

報告の内容は「救急情報入れ普及のとりくみ」
 みなと医療生協では、2011年2月から、「救急情報入れ」の普及にとりくんでいる。
 「救急情報入れ」とは、自分の医療情報を市販の容器に入れて自宅の冷蔵庫に入れておき、いざ救急搬送というようなときに、救急隊が取り出して搬送先などの情報を得ると言うものだ。きっかけは、組合員のご夫婦が孤立ししたことだ。寝たきりの妻を介護していた夫が急死したため、妻が餓死をしたと言う痛ましい事件。
 試行錯誤を繰り返し、名古屋市消防局や消防団からも「医療福祉生協の見守りとセットがすばらしい」と協力をいただくことが出来るようになった。
 支部を中心に対面で、気になる独居世帯から普及を進め、使い方を説明しながら購入してもらった。そして普及した世帯の見守りを強めてきた。また、班会で救急情報の書き方の学習もした。
 成果は、実際に命を救われた方がたくさんいること。無料配布を行う自治体も現れた。名古屋のテレビ局の情報番組で「災害でも役立つ」ととりあげられるなど、反響も大きくなった。
8月末までに、3,200を普及した。5,000をめざしている。
医療情報を地域で持ち、見守りと連動していることが特徴だと考える。
このとりくみは、医療福祉生協のいのちの章典の「参加と共同」の実践だと考えている。ぜひ多くの地域でとりくんでほしい。
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第27回日本高齢者大会in三重 シンポジウム報告①

いろいろな講座や分科会が始まっていますが、

シンポジウム「ひとりぼっちの高齢者を出さない高齢期運動づくり」の内容をお伝えします。
まず、篠崎次男(日本高齢者運動連絡会顧問)氏の基調報告がありました。
 ひとりぼっちの高齢者をなくそうと言う運動は、第1回高齢者大会からの課題だった。未だにこれが課題となっている。
 東京の自治体の孤独死の定義は、「死後2週間発見されなかった場合」としているところが多い。2週間誰とも会わない、誰とも連絡がないと言うことだ。
こういう人がたくさんいる。高齢者大会に参加している皆さんは、例外だ。多くの高齢者が孤立している。
 高齢者の孤独を防止するために大事なのは、「たまり場」だ。集まって顔を見せあうことが大事だ。
 もう一つは、中学校区単位ぐらいで共同しあうことだ。自治体の行政は、細分化されており、総合的に解決するのが難しくなっている。高齢者運動の団体では、年金の専門家、医療の専門家、女性の団体などいろいろな力がある。それを活かすことだ。
 3番目は、自治体の福祉政策を点検すること。自治体が高齢者の問題にしっかり向き合うよう要求し、一緒にとりくむことが必要だ。
高齢者の問題は、高齢者だけで解決しなければならないことをしっかりやっていくとともに、国や自治体の責任でやるべきことはちゃんとやらせることが必要だ。
 このシンポジウムは、これらの視点で大いに実践を交流し、活動報告を聞き、質問をして疑問を解決しながら「ひとりぼっち」をなくす運動を広げる契機にしたい。
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第27回に本高齢者大会 いよいよ第1日目開始!

いよいよ第1日目の企画が始まります。

司会者や報告者の打ち合わせも終わりました。
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分科会や学習講座の会場では受付が続いています。
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お弁当を食べながら開会を待つ参加者

第27回日本高齢者大会in三重 1日目は、学習講座や分科会が開催されます。

情勢や制度のなどを学ぶ学習講座や認知症、葬儀、年金、住いなどの具体的なとりくみを交流する分科会、ひとりぼっちの高齢者をなくすとりくみを考えるシンポジウム、津市の戦争遺産や伊勢の伝統芸能、歴史的な町並みを探索する4つの移動分科会など多彩な企画が準備されています。
会場についた参加者は、お弁当を食べながら参加する企画の資料に見入っています。
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第27回日本高齢者大会 参加者ぞくぞく到着!

第27回日本高齢者大会の参加者がぞくぞく到着しはじめました。

大型バスで到着する県、津駅からタクシーで到着する人達で受付もだんだんにぎやかになってきました!
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第27回日本高齢者大会 当日準備始まる!

第27会高齢者大会in三重が、いよいよ今日から開催されます。

会場となる三重大学では、朝8時から三重県実行委員会のメンバーや中央実行委員会のメンバー、みえ医療福祉生活協同組合などからの要因が多数集まり、暑い中で準備を進めています。
心配された雨にはならず、曇り空のもと30度の暑さの中で会場設営を行っています。
開会は、午後1時からです!
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